【算数&数学】「文章問題が苦手」は解決できる?
文章問題が苦手な人は多い
ご覧いただきありがとうございます。沙穂です。

私が学習塾の講師をしていた際に多かったのが「算数の文章問題が理解できない」「数学の文章問題が苦手」というお悩みです。文章問題は、DIYに似ていると思っていただくと、お悩み解決のイメージがしやすいですよ。

■文章問題はDIYと似ている
例えば、木の板やネジ、金槌を使って、「椅子」を作りたいとしましょう。

木の板やネジ、ノコギリや金槌などが、文章問題にちりばめられているパーツです。
そのパーツを上手に使って、完成させるのが、文章問題の「答え」である「椅子」です。
椅子を作るためには、
①木の板をノコギリを使ってカットする
②カットした木の板を組み合わせて、ネジをトンカチで打ちつけて棚を作る
などの工程が必要ですよね。
いやいや、その前に、「設計図を書く」という工程も必要です!
設計図を書く場合は、椅子の完成図を想像して、椅子の作り方などをある程度イメージしながら制作しますね。このような「DIY」と「文章問題を解く」のは、似ている部分が多いですね。

「文章問題が苦手」という生徒さんには、
①基礎ができていない
②文章問題のやり方がわからない
③焦ってしまったり、文章問題に苦手意識があり、最後までたどりつけない
などのパターンがあります。

■①基礎ができていない場合

①の「基礎ができていない」場合、まずは、計算のやり方や、公式の使い方などをマスターしましょう。
棚というものがどういうものかわかっているとしても、ノコギリや金槌の使い方がわかっていなければ、上手に棚を作ることはできません。
一般的に市販されている問題集は、基礎の計算の仕方や公式の使い方をマスターした後に、その計算や公式を使う文章問題が用意されています。
したがって、まずは基礎問題をクリアできるようにしましょう。


■②文章問題のやり方がわからない

②の「文章問題のやり方がわからない」とお悩みの方も多いですよね。
基礎はばっちりできているのに、文章題になった途端、まったくペンが動かなくなってしまう。このような生徒さんは、珍しくないので、ご安心を!
ところが、文章問題は、実は「文章問題の解き方」をマスターしてしまえば、どのような問題も答えを導き出せるようになります。


■③焦ってしまったり、文章問題に苦手意識があり、最後までたどりつけない

意外と多いのが②の「焦ってしまったり、文章問題に苦手意識があり、最後までたどりつけない」というお悩みです。
文章問題に対して苦手意識が出てしまうと、「あー、苦手な文章問題が出てきた」「文章が長くて難しくて焦ってしまう」などのように、どうしても拒否反応が出てしまうという方もいますよね。このようなお悩みを解決する効果的な方法は「文章問題が解けた」という成功体験を積み重ねることです。
また、文章問題を諦めてしまいやすい場合は、②の「文章問題のやり方がわからない」というお悩みも抱えている場合があります。したがって、「文章問題の解き方」をマスターすれば、文章問題も解きやすくなるので、苦手意識も減りますよ。

■文章問題の解き方
文章問題の解き方については、「図を書く」というのが、一番のおすすめの方法です。例えば、

あずささんは、お小遣い1500円を持って、買い物に行きました。途中に、八百屋さんで、お母さんに頼まれた110円の人参を買いました。次に、お菓子屋さんで150円のチョコレートを買いました。すると、途中であずささんの妹に会いました。あずささんは、400円のハンカチを買って、妹にも、あずささんと同じものを買ってあげました。さて、今あずささんはいくら持っているでしょう?
これは、足し算と引き算を使う文章問題ですが、「文章が長い」「数字がたくさん出てきて頭が混乱する」という方も少なくありません。しかし、どうでしょう。

このように、図を書きながら一つ一つ計算をしていくのが、文章問題に強くなる方法です。これは、小学生の算数の文章問題だけでなく、中学生や高校生の数学の文章問題にも使えるテクニックです。図形の問題にも使えるテクニックですよ。

人気ブログランキングに参加しています。応援していただけたら嬉しいです~
人気ブログランキングへ
にほんブログ村にも登録中です。応援していただけたら喜びます~
にほんブログ村

最後までお読みいただきありがとうございました。
文章問題を見ると、拒否反応が出てしまう人もいると思いますが、実は基礎問題を文章で書き表したものが「文章問題」です。「図を書くなんて面倒くさい」と思う方もいるかもしれませんが、文章問題が苦手な方は、まずは図を書きながら問題の内容を整理していくと、答えを出しやすくなりますので試してもみてくださいね。